1965年より伝道を開始した著者が、
日本を愛するがゆえ、今こそ大和魂が呼び覚まされんことを願い、
歴史、宗教、政治、民族、言語、聖書、福音の力などについて縦横無尽に語り尽くします。
この世の命はいつか失せてしまう。
この世で貯えた宝物に永遠の価値はない。
その命を人さまに語り伝えて五十数年になるが、多くの日本人はそっぽを向いている。
イエスの福音はザビエルよりはるか以前に入ってきていた。
それが日本人の潜在意識に潜り込み自分の命をささげて仕える武士となる過程に影響を与えた。
儒教や禅に見られる果実のルーツなどはこれからの研究課題でもある。
なぜなら命を捨ててもなさねばならぬことがあるとする大和魂の痕跡が日本人の中に散見されるからだ。
それが今は枯れた骨となって谷間に横たわっているとしても、
その背後にある預言を語ることのできる日本のエゼキエルが現れるのが私の切なる祈りである。
キリスト教は理論ではない。
私を愛して十字架上で罪の贖いのために死なれたイエスのために、
自分の命をささげ投げ出す、これが福音の力である。
信じた者たちが自分を捨ててイエスに従う時、日本人は共感を覚え大和魂に火がつくのである。
日本人に世界に通用する信仰が見られるようになるために、大和魂を揺さぶり起こす伝道者が、
いや預言者がそこかしこに立ち上がる決意と献身以外にない。
谷間に横たわる日本の将来に希望があるとすれば、日本国民に命の息を吹き込む鍵を持っている人、
そう、日本人の中から現れるのを待つべきなのかもしれない。
Hideo Hatakeda
畠田 秀生 Hideo Hatakeda
1940年生まれ。同志社大学西洋史専攻。
1963年ニュージーランドへ貨物船で無銭旅行を企てる。
そこでキリストを信じて翌年帰国。
本田弘慈牧師の本田クルセードに協力。
1965年大阪中之島公会堂にて開拓伝道を開始。
その30年後に独立し「聖書と日本フォーラム」会長。
伊勢志摩登茂山の同研修センター所長。
伊勢志摩登茂山の家の協会牧師。
著書に「古代ユダヤから21世紀の日本へ」文芸社刊。
「日本は聖書の国だった」ともはつよし社刊。
「武士道はキリストが起源だった」文芸社刊。
「古事記と聖書」ヒカルランド刊など。
Youtube にて日曜礼拝メッセージ等を配信中。