人々よ、思い出すのだ!
あのときムーの王家とアトランティスの王家は同族だった
その同族の骨肉の争い(スーパーテクノロジー)から
沈没へと向かったその過程を!
--不二阿祖山太神宮復興のカタ写しの役割はここまで遡っていた
大陸は沈没する運命にさしかかった。
しかし、沈没を回避できるチャンスが与えられた。
チャンスとはなにか?
その最後のチャンスを、民は掴むことができるのか?
不二山の東北の麓には、巨石神殿がそびえ立つ。
神殿の一角にはピラミッドがあった。
神殿では神事が行われようとしていた。
宇宙船が神殿を襲撃している。
神殿もピラミッドも崩壊し、参列者の血が流れると、
不二山の上で輝いていた光は、徐々に弱まり、
ついに消えてしまった。
少し時がたって、崩壊した神殿を、
大地から生えてきた草や苔が覆った。
とある人の手によって、
ピラミッドがあった場所に石碑が祀られた。
そこを訪れる人々は、石碑の意味を知ってか、知らずか
石碑に手を合わせていた。
そのうち神殿は完全に緑に覆われ、
ただの山にしか見えなくなった。
神殿があったことも忘れ去られるほど時は過ぎたが、
石碑だけはポツンと残っていた。
その石碑は、なんと現代に至るまで、残り続けた。
序章 神の愛
1章 真人の夢
2章 目覚める真人
3章 タイムスリップ
4章 失っていた記憶
5章 甦る記憶
6章 アトランティス大陸
7章 友の死
8章 白羽の結婚
9章 和平への使者
10章 地下神殿
11章 神の怒り
12章 沈む大陸
13章 沈まない大地
14章 輪廻
最終章 神殿を建てよ
不二真央都(ふじ まおと)
小説家
不二阿祖山太神宮の講演会に参加し、
渡邉大宮司の講演を聞くうちに歴史ロマンに目覚め、
太古の物語を書きたいと思うようになる。
不二真央都が書く物語はフィクションだが、
モデルは不二阿祖山太神宮の渡邉大宮司である。