「死を含んだ生」を考える様になると、
その境界線「生と死の狭間」に関心を抱いた。
その向こうには無限の世界がある。
それは、太陽の時間から月の時間へと移り変わる、時の狭間。
「黄昏の狭間に」
このアルバムのテーマとなった。
曲目解説
1.「黄昏の狭間に」〜Piano〜
アップライトピアノ、A=432hz、ヴェルクマイスター調律。
2.Awakening
ネパールの山中で、満月の夜だけに鋳造されたシンギングボウル。
そのシンギングボウルのあまりに豊かな倍音が心を別世界へと誘う。
3.Bright Sea Life
ギターソロで発表した作品であるが、
今回はtablaの吉見正樹氏、contrabassの山下修平氏とのTrio で収録。
4.Fuego de Alte
山下氏のcontrabass
吉見氏のtabla
Trioでの演奏。
5.「黄昏の狭間に」〜薩摩琵琶〜
薩摩琵琶は盲僧の為の楽器だったこともある。
本体は桑の木、弦は絹。金属は一切使われていない。
6.時の扉
tablaの吉見正樹氏とのduo
7.時の翼
山下氏のcontrabass
吉見氏のtabla
再びTrio での演奏。
8.水の記憶Ⅱ
水のmetamorphosis(変容)を、篳篥と薩摩琵琶
→フレームドラムとライアーハープ、ピアノとギター、
ピアノソロという形で表現した。
今回のスタジオ「Hi-Ringo Yah!」との出会いがキッカケになった。
田口音響研究所スピーカーの信じられない原音再現能力、
そのために設計された反響版を設えたスタジオ、
それを自在に操るエンジニア藤田氏が、
実現可能にした一人多重ライブがこの作品の原点である。
all instruments played by Noboru Gonta
9.「黄昏の狭間に」〜Guitar〜
12音を自由に操ることを追求したpiano と、
「一音成仏」を目指した薩摩琵琶。
Guitar という楽器の魅力はその中間に位置するのではないだろうか?
Personnel
Noboru Gonta : Classical Guitar
Piano Forte (*1、*8)
Singing Bowl (*2)
篳篥、薩摩琵琶、Frame drum、Lyra harp、(*8)
吉見正樹:Tabla、all percussion 、Voice
山下修平:Contrabass
Composer Guitarist(作曲家 ギターリスト)
Gonta / 欣侘 東生 (ごんた のぼる)
日本、神奈川県在住。 1967年、東京都武蔵野市生まれ。
7歳よりピアノを学ぶ。 中学校では、トランペットと、指揮を担当。
JAZZを学ぶ為にネム音楽院(現ヤマハ音楽院)に進学、
渡辺貞夫のJAZZスタディーを基に理論を学ぶ。
在学中よりジャズギターを細野義彦氏に師事。
作曲は故、中冨 雅之氏に学ぶ。
1989年、The Berklee Summer School in Japan (Director, Gary Burton) に参加。
Ralph Townerの「Solo Concert 」に衝撃をうける。
クラシックギターを川井 善晴氏に師事。
2006年、Jorge Ariza氏のマスタークラスに参加。
プロレスラー/畠中浩氏のテーマ音楽作曲
(キングレコード「インディペンデントプロレスファイターズ」に収録)
鎌倉市建長寺、龍王殿で自己のグループ「 TAO 」と
画家 小島寅雄氏(元鎌倉市長)のコラボレーションライブを行う。
伊勢「おかげ横町」「来る福の日(9月29日)」制定記念イベント音楽を担当。
(和太鼓グループ心恩太鼓と共演)
ベネッセコーポレーション新社屋オープニングイベント映像音楽を制作。
中国琵琶奏者“孟 仲芳”氏 と共演、楽曲を提供。
ブライダルミュージックプロデュース会社「音楽の広場」
イメージアルバムのレコーディングディレクターを務める。
クラシックギターリスト西村正秀氏より依嘱作品「Moon Rise」を作曲。
新宿オペラシティーにて初演。