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能の起源と秦氏 知られざる帰化ユダヤ人と日本文化の深層

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ISBN:
9784867422786

 

著者:田中 英道、大倉 源次郎

四六判ハード

-2023年6月27日発売-
☆好評発売中☆

通常価格(税込):
2,200
ポイント: 44 Pt
販売価格(税込):
2,200
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書籍紹介

能の元祖である秦河勝は、渡来系のユダヤ人!
日本に帰化したユダヤ人と大和国、
そして縄文に連なる日高見国、
2つの文化の融合が織りなす歴史
知られざる日本史の奥底


大倉 まず秦河勝に関しては、世阿弥の『風姿花伝』に「能の元祖は秦河勝であり、自分はその末裔である」とはっきりと書かれています。これは能を語るうえで一つの原理みたいなところがありますよね。

田中 これまで、日本の文化は中国や朝鮮半島起源のように見なされてきましたが、今回の対談でお話してきたように、日本の伝統芸能や文化は秦氏などの渡来系ユダヤ人が日本に同化するなかで発展成立してきたのであって、能楽はまさにその最たるものです。

田中 ユダヤ人たちは波状的に日本に帰化していったのであって、日ユ同祖論は完全な誤りです。日ユ同祖論はキリ スト教的な視点に立ったもので、初期の渡来系ユダヤ人たちが同化した縄文時代というものを想定していません。第一波のユダヤ人と日本神話との関係で言えば、スサノオがその代表です。 一説ではスサノオのスサは馬を意味するといいます。馬をつれて来たのはユダヤ系の人々だということです。

大倉 「ハッケヨイ」や「ヤーレンソーラン」などの掛け声がヘブライ語からきているという話もありますが、能の翁の中でも「ソヨヤ」とか「参ろうれんげりや とんどや」などといった意味不明の言葉が使われます。

田中 渡来系ユダヤ人を連想させる能の演目というと『土蜘蛛』などもそうですよね。この土蜘蛛は、神武東征における最大の難敵である長髄彦と同族です。

手足の長い土蜘蛛や鬼と呼ばれた氏族は、もともとの日本人とは違う身体的な特徴を持った人たちで、当時はユダヤという概念がなかったためにそのように呼ばれていたのでしょう。

田中 ディアスポラのユダヤ人は祖国に戻れないために、五度に渡っていくつかのルートで日本にやってきたわけですが、その大きな理由の一つが元々彼らは太陽信仰の民だったからです。フランス語でも日本のことを「le soleil levant」日が昇る国と言いますが、人類の信仰の根源は太陽信仰であるとも言えるわけで、まさに日が昇る日本は憧れの地だったわけです。

大倉 『翁』の能も混沌とした中から天地が開闢するさまを現しているわけですが、いずれも宇宙や自然を通して元は一つなんだよということを教え諭している。それに対して、宗教というのは人が説いた教えなんですよね。
太子のあとに出てきた役行者は「権現」という言葉を使っていて、それは仮に現れた神であると論理的に説いたんですね。つまり、あらゆる神や仏という概念は人がつくったものであるというのが権現思想なわけです。だから修験道では神も仏も同格として捉え、役行者以降、神仏混合の世界が日本の社会の中に根づいていったんですね。

田中 この神仏混合という日本的なやり方を踏襲したのが秦氏であって、この点が日本を景教によって一神教化しようとした蘇我氏とはまったく異なります。
つまり、大化の改新によって蘇我氏が表舞台から消え、天皇を中心とした政治が確立してそれを秦氏が支えていった、ここが重要であって、同じ渡来系ユダヤ人であっても蘇我氏と秦氏では考え方がまったく違うわけです。
特に大きかったのは、聖徳太子が日本にふさわしい形で仏教を取り入れたことです。

大倉 神道に教義はないというのは、そこなんですよね。お能の『羽衣』は、三保松原を舞台とした羽衣伝説と駿河舞を結びつけて編まれた演目で、その舞の手本が富士山なんです。
富士の山は朝昼晩、四季折々に色が変わる、そのように舞人はお客様を飽きさせないように衣を着替えている、そして私たちのようなお囃子は風の音だったり、鼓や太鼓は打ち寄せる波を現している。つまり、自然の音や動きが音楽や舞の手本となっていて、これはまさに自然信仰、アニミズム、もっといえば八百万の神々の世界なんですね。

大倉 能の演目は、神・男・女・狂・鬼の五つに分類されるんですが、『翁』はこのどこにも属さず、演劇ではなく神事的ものなので「能にして能にあらず」と言われるわけです。
翁のほほ笑みもすべてを抱合していて、みんなで翁の寿ぎを実践し、翁のような老人になることを願っている……『翁』はそんな作品なのではないかと思います。

大倉 特に京都には「八坂」「紫苑」「伏見」「鴨川」などイスラエルにまつわる地名がある、ようするに京都は秦氏の町なんですよね。元々カモは神様でネギは神官のことだそうで、この話はご本人から直にお聞きしました。
大和・奈良は関東から来た人たちが造った都なのに対して、京都は秦氏たちが自分たちの技術や文化を用いて造った都市、だから平安=エル・シャロームということなんでしょうね。

田中 そうですね。ですから、奈良と京都は別の文化を基盤としているわけです。奈良の文化の元である関東・東北地方は昔はとても栄えていた、それが縄文・日高見国で大和はその後に来る、だから春日大社では太陽が昇る掛け軸を常に掲げているわけです。
つまり、日本には日高見国と大和国の二つの文化があって、大嘗祭の中にもその二重性が見られます。大嘗祭は新しい天皇が神々に新穀をお供えし、国家・国民の安泰と五穀豊穣を祈る儀式で、悠紀殿と主基殿という東西に並んだ2つの神殿からなる大嘗宮で行われるわけですが、それぞれの神殿で行われる儀式はまったく同じ所作で執り行われる、この東西2つの神殿がまさに日高見国と大和国を現しているわけです。

田中 縄文時代の中心地だったと考えられるのが「日高見国」と呼ばれた場所です。日高見国は『日本書紀』『釈日本記』『常陸国風土記』などの中に出てくるかつて日本に存在した国の一つですが、『日本書記』の中では第一二代景行天皇の側近の武内宿禰が北陸・東北の諸国を視察した時の報告に「東方にある広大で肥沃な土地」として出てくるのと、ヤマトタケルノミコトが東征した時の最終訪問地として日高見国が登場します。

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