奇跡と神秘の生涯。底知れぬ魂の技量を持つ師の愛のメッセージ
病の消失、カルマの解消、物質化、身体コントロール、透視......。
数々の逸話を残した偉大なるヨギの真の姿とは――。
伝説のヒマラヤ聖者、スワミ・ラーマの最後の弟子が、師が起こした様々な奇跡とその素顔。幼少期から青年期のヒマラヤ修行時代のエピソードを綴る。
スワミジの一生がメッセージだ。
「君らは神の子どもであり、何であれ、望むものになれる無限の可能性を秘めている」
このメッセージを解するものには、この地上に恐れるものなど何もないことを、彼は――そして聖者らみなが――知る。(本書より)
<著者について>
スワミ・ラーマ
インド北部ガルワル地方に生まれ、ヒマラヤの伝統的な僧院の洞窟で育てられる。厳しい修養を行い、インド各地で様々な聖人聖者と交流し、二四才で南インドのシャンカラチャリヤに就任する。日本滞在をへてアメリカに渡り、『ヒマラヤン・インスティチュート・オブ・ヨガ・サイエンス・アンド・フィロソフィー』を設立。ヒマラヤ聖者、ヨガの叡智とメッセージを西洋に伝える。一九九六年にマハーサマディを迎えこの世を去った。
パンディット・ラジマニ・ティグナイト
ヒマラヤの聖者スワミ・ラーマがアメリカで設立した「ヒマラヤン・インスティチュート」の霊性責任者。アラハバード大学でサンスクリット学、ペンシルヴァニア大学で東洋学の博士号を取得。代々インド王宮付きの僧侶の家系に生まれ、一九七六年、ニューデリーで師スワミ・ラーマと出会い渡米。インスティチュートの活動に参与する。アメリカおよび世界各国でヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ、インド哲学を指導し、また数多くの著作を記している。
<訳者について>
伍原みかる
英米文学修士号取得。九〇年代よりインドを旅行し、インド文化に親しむ。訳書に『ヒマラヤ聖者の教え』(徳間書店)、『ヒマラヤ聖者とともに』(ヒカルランド)がある。