ミュージシャンだったボクは34歳で脳梗塞を発病し、そのため、重い後遺症がいくつも残りました。……障害にちっとも「ありがとう」と思わなかったけど、ムリヤリ「ありがとう」と毎日、毎日、思い、言いつづけました。むりやり感謝しよう。この障害を喜んで受け入れよう。……残った左手で筆を持ちました。そして、動かない右手を描いてみました。「あ! 絵が描ける」
――たけさんが絶望的な困難の中で、つかんだ「生きる法則」とは? 新しい「困難な時代」を生きるためのバイブル、ここに誕生。
1日1万5千回「ありがとうございます」を言ったら
◎ 腕が動いた!絵が描けた!
◎ 結婚できた!
◎ 臨時収入が増えた!
◎ 周りにいる人が変わった!
◎ 自分だけじゃなく回りの人も『自動的』に幸せになっていった!
そして、僕は重度の脳梗塞から立ち直った!
感謝MAX!
「しゃべれない、金もない、髪もない、このおっさんと、ほんまよう結婚してくれた」
たけ(河村武明 かわむらたけあき)
1967(昭和42)年、徳島県生まれ。京都の地元バンド「たけかめ」のヴォーカルとギターを担当。
ライブなどの音楽活動に従事していたが、2001年、脳梗塞で倒れる。48時間後に救出されるものの、失語症と言語障害、聴覚障害、右手障害という重い後遺症を残す。
「もう死んだほうがましだ」という深い絶望感の中、残った左手を使って絵と詩を表現し始める。
表現者として自活することを決め、退院を待たずに、自作のポストカードの販売を、京都の路上でスタートする。
その活動がマスコミから注目され、新聞、テレビ、雑誌などの取材が相次ぎ、「たけ」の生き方に共鳴する新たなファンを獲得した。
現在は、全国での個展、講演、企業広告、雑誌の連載など、その活動は「日本一無口な路上の絵売り」(たけ曰く)の枠を超えて、広がり続けている。
「この星に『ありがとう人間』が増えたら明るい星になる」という想いで全国500ヵ所(小、中学校、福祉関係は無料)の無口な講演【ありがとうプロジェクト】に目下、挑戦中である。