心理学的、神経学的に全てを研究し尽くした集団が、その成果を逆手にとって人間を追い詰める―いまその過程の真っ只中で、何ができるのか?! 心理学者と反骨のジャーナリストが放つ、最後の一撃!あなたがいかに防衛機制のカラクリで心を守ろうとしても無駄です!
AINO
16世紀、モンテーニュの友人であったラ・ボエシの「自発的隷属論」というものがあります。権力者のおこぼれにあずかりたい「とりまきたち」は、喜んで自分から奴隷のように従う。そして、支配されることの中に喜びを見出しているようにさえ見える。臆病と呼ばれるにも値しない、それに相応しい卑しい呼び方が見当たらない悪徳を「自発的隷属」とラ・ボエシは呼んでいます。
船瀬
全ての洗脳のルーツは集団主義だと思います。集団による、同調圧力だ。あなたがおっしゃった「美徳」と「キズナ」というのは、全て集団からもたらされる圧力。
AINO
最近話題になっているのがポリヴェーガル理論です。みなさんがご存知の「戦うか、逃げるか」の反応、そこからもう一段複雑な神経系の働きを、「安全と繋がり」を求めるメカニズムとして説明します。どんな人も、無意識的に、つまり自律神経の働きとして安心と絆を求めている!私たちは自動的に、そのように反応する仕組みを神様から授かっている!
船瀬
あなたの言った、防衛機制。これは、キーワードだ。そこで「合理化」っていうのもある。「攻撃」というのもある。「逃避」もあるじゃないですか。だから真実から目をつぶって逃げる。もう防衛機制の一つだったんだと思う。だけど、それは一時的には自分を救うよ。だけど、長い目で見たらワクチンの行列に並んでるわけだ。
AINO
だから短期的には、救われても長期的には殺される。そういうケースです。進んで喜んで奴隷になっている人達がどれだけ多いことでしょう。 生まれつき、自由を求めるはずの人間が、なぜ自ら進んで自由を放棄してしまうのか。そこには何か快感があるに違いありません。皆、安心したいのです。ポリヴェーガル理論で説明したように、誰もが、生き残るために人と繋がっていたいのです。分断されてしまうことに耐えられる人は多くはいないのが実情です。
第1部 なぜ喜んでだまされるのか!? 船瀬俊介
プロローグ 反射的に自分を守るメカニズム「防衛機制」
──「認識」の混乱、「生理」の混乱を避ける
「なぜ、聞いてくれないのか……?」
「洗脳」メカニズムを学際的に解明する
「自己防衛」攻撃ホルモン、アドレナリン放出
毒蛇なみ「毒」でムカつく、キレる、怒鳴る
「愛」と「笑い」と「ユーモア」が、あれば……
第1章 人類史は、初めから「洗脳」のくり返しである
──支配する者、される者/だます者、だまされる者
第2章 究極「洗脳」とは、人間否定の黒魔術だ!
──宗教戦争、共産主義、カルト、MKウルトラ……
第3章 歴史の闇「フリーメイソン」「イルミナティ」
── 人類(ゴイム)を家畜とし新世界秩序(NWO)を建設せよ
われわれは見えない「悪魔の刑務所」の囚人だ
第4章 「洗脳」六〇選、あなたもコロリとだまされた
──これが、真実だ! 頭のスイッチ切り替えよう!
第2部 衝撃的な洗脳社会を曝く AINO
第1章 コントロールのカラクリ
第2章 コントロールの解き方
第3部 どこに向かっているのか 船瀬俊介&AINO