書籍紹介
アカデミックハラスメント。
それは、教育者と学生の奴隷制度だった。
「教育」という密室の中で、いま何が起き、どんな叫びが隠蔽されているのか?
ある女性研究者の語りから見えてくる、
日本の教育機関に根付いているハラスメント体質とは一体どのようなものなのか。
ハラスメント大国に嚆矢を放つ一冊。
「哀しみを抱きしめる前に語らせてください」
真実の究明と証明に懸命だった筆者が経験したアカデミックハラスメント。
筆者は、その哀しみを無きものにする前に、そして、同じ苦しみを抱える者のために、
勇気を持ってその真実を語り始めた。
ハラスメントの被害者は「自分が悪い」と思い込んでしまう。
闇に葬られ、泣き寝入りする人々はその苦しみをどのように昇華し、解消していくのか。
経験談と対話に基づき、ハラスメントの実態と、心の構造を明らかにしていく。
目次紹介
第一章 長すぎるプロローグ
なぜ今こんなことを書くのか
本当のアカデミックハラスメントは表には出ない
第二章 封印していたあれこれ
若い女性研究者という生贄
教授は神様・大学院生は奴隷
論文査読や学位授与の訳のわからなさ
いつでもどこでも「僕が一番だ!」の人たち
陣地を広げたい人たちの人事
一体どうしたらよいのか?
第三章 対談 AINO氏VS井上孝代氏
書くことと話すこと
ハラスメント状態を変えるのに必要な3つのこと
コミュニケーションのとり方を知らない人たち
防衛機制
相談とカウンセリング
いいことだと思ってやっていることが人を傷つける
つらいことは笑っちゃえ
美しさを愛でる
第四章 長すぎるエピローグ
つらくなってしまった対談
弱いからこそ強いのかも