この宇宙には、すべての存在の「思いと行動の履歴」が記録された場がある。
それが、アカシック・レコード──この書では、神秘哲学者ルドルフ・シュタイナーが語った“霊的記録の真の意味”を、現代の視点から再構築する。
・“自分はどこから来て、どこへ向かうのか”を知る手がかりに
・宇宙と魂の進化論から、あなたの“今”の意味を再発見する
・アカシック・レコードとは“読むもの”ではなく“創造される場”である
・人類の進化を導いてきた高次存在たちの役割とは何か?!
・シュタイナーが本当に伝えたかった「人間の思考力」とは?!
・地球の深層に存在する“別次元の空間”とその意味
・アセンション、宇宙連合、昆虫型生命体の知られざる真相
・宇宙の履歴は、あなたの意識の奥に存在している
あなたは“読む者”か、“創る者”か?!
——アカシックの扉は今、開かれる!
・“知る”ではなく、“創る”ためのアカシック・ガイド
・すべての創造は、“見えない記憶”から始まっている
・この世界は、あなたの“意識”の次元で書き換えられる
・今こそ、意識の進化に目覚めるとき
・地球と人類の過去・現在・未来を貫く“記憶の海”へ
・レムリア・アトランティスの神殿文明
・地底世界のアセンション空間
・宇宙連合による地球サポートの実像
今の科学の問題点は、物質世界しか見ることができないということであって、科学は、自らの方法論で見ることのできない世界の存在を否定するしかないということである。シュタイナーが、『アカシック・レコードから』の中で語っていることは、人間の創造ということを通して、まさに、この世界観の妥当性を問うものである。
『アカシック・レコードから』の中で言われていることの中での一番のメインイベントは、「人間の意識に、自ら思う力を与える」ところだろう。これが、真に人間の仲間入りができるかどうかの境目であるからだ。
さらなる段階は、いかにして、自らの感覚からくる欲望に発する意識だけではなくて、高次なものを認識できるように導くかということである。このために、指導役になる魂が、一緒に生まれて行って、いろいろなものを見せたりする。
レムリア人を生まれつきの「魔術師」であるとするなら、この芸術や洞察への素質は、ここで訓練された。訓練に打ち勝って、この力を最も高いレベルで獲得したものが認められたが、多くの他のものたちにとっては、この場所は神秘に包まれていた。
ここは、人が自然の力であるフォースを知り、それをコントロールすることを、直接的な瞑想の中で、学ぶところであった。しかし、この学びは自然のフォースが、人間の中の意志の力に変換されるということであった。
板野 貢三
精神世界、シュタイナー思想、宇宙論を統合する著述を重ねる研究家。
物質中心主義を超える思考の地図を描き、人間と宇宙の関係性を読み解く視点に定評がある。