地球物理学と宇宙天文学を極め尽くし、自然と調和した縄文日本は世界最先端をリードしていた!
太古の日本──列島最東端の冬至の日の出は、磨いた巨石の表面を次々と反射してリレーされた。その太陽光は、ついには列島最西端のいまだ闇の聖地まで届けられた。東から西まで到達するのは光速で一瞬だった。
この縄文の〈夢通信〉ネットワークは確かに存在した。それを物語るのはイワクラで構成された「神野山天球図」であり、"天界の輝き"がみごとに地上に写し取られていた!
縄文人の技術は自然災害を防止し、宇宙空間へと飛翔することに注がれた。縄文文明は独自の自然観や文明原理がしっかりと根を張っていたために、1万年の時を刻んだのだ。太陽のネットワークは三輪山を基点とし、世界の隅々まで広がっていく。
◎ 中国の伝説の夏王朝も、縄文日本人が大陸に渡りを建国していた!
◎ 巨石の表面でリレーされた太陽光が日本列島を駆け巡る!
◎ 「神野山天球図」はイワクラで配置された地上のプラネタリウム!
◎ 三輪山基点の太陽のネットワークで世界はつながっていた!
◎ 大和を中核に陸奥・常陸・日向に作られた地上天球図は、「昼」「夜」が一体になっている!
◎ 太陽神「ミトラ」を学び、「日本」国号を受け継いだ安倍氏
◎ アフラ・マズダを信奉していた蘇我氏
◎ 上之宮の対称聖方位が示す、ミトラ教信徒・聖徳太子
◎ 縄文人が「太陽と蛇」文化をユーラシア大陸にもたらした!
◎ 縄文文明の影響を受けいてたエジプト王ファラオ
(目次)
序章 縄文ルネッサンスの到来――日本人の精神が今、復興する
第1章 「神野山天球図」の謎に迫る――地上に写し取られた天界の輝き
第2章 太陽と水(蛇)の相剋――記紀や各種伝承は縄文〈夢通信〉を語っていた
第3章 一大土木事業"神野山の天球写し"――『古事記』が明かす「出雲の"国づくり"」の真実
第4章 『山海経』の"仙界"日本――中国の古代地理書が神秘の縄文世界を明かす
第5章 『山海経』と天球写し――ついに縄文〈夢通信〉の実際が判明した!
第6章 徳一法師の「自然智」――〈夢通信〉太陽ネットワークは全世界に張り巡らされた
第7章 「縄文聖人」の再来――ヤマトタケルの天球図を徳一が復興する
終章 太陽信仰の行方は――未来に向けた縄文日本のスピリットの再生