書籍紹介
本巻は壮大な「絵巻物」を見ているような印象を受けるが、これは物語ではなく「立替えの大峠」に向かう神仕組であることを肝に銘じていただきたい。我々臣民は、肚決めと覚悟を求められているのである!
第三巻 「富士の巻」の最大の特徴は、「立替えの大峠」の仕組、様相などが詳述されている点にあり、しかもその内容は圧巻・圧倒的である。
人間の「学」や「智」では想像もつかないような大災難が起こり、最後には全ての人類が一旦死に絶えるという。
その後身魂が磨けた臣民を神が拾い上げて復活させ、「ミロクの世」の臣民にするというのだが、これはまさに神話と言うか、或いはとてつもないSF小説の世界に入り込んだような錯覚さえ覚えるのに十分すぎるほどの内容である。
第四巻 「天つ巻」は、第三巻「富士の巻」に引き続き「大峠」の様相が多く述べられている。また「岩戸開き」に深く関わってくる神々を祀れと示されているのも大きな特徴であり、「てんし様」に関する記述も多くなってくる。日月神示が「食」に関する内容を本格的に降ろし始めるのも本巻からである。
この他本巻には、「ミロクの世の実相」、「我」、「善と悪」、「病気の原因と治し方」など非常に多様な内容が含まれていて、総じて佳境に入りつつあると言えるが、反面、神示の解釈はかなり難しくなってきている。